英・仏・カナダ、イスラエルに「軍事行動を中断しなければ制裁」警告


ロイター通信によると、19日(現地時間)、スターマー英首相、マクロン仏大統領、カーニー加首相は共同声明を発表し、「我々はイスラエル政府が残酷な行動を続ければ黙過しない」とし「イスラエルが再開した軍事攻勢を中断せず、人道的支援に対する制裁を解除しなければ、標的制裁を含む追加の措置を取ることをためらわない」と明らかにした。ただ、3カ国首脳は具体的にどんな制裁を加えるかには言及しなかった。

イスラエルは最近、ガザ地区占領を目標とする「ギデオンの戦車」作戦を開始し、大規模な空襲を行った。その一方で18日、ガザ地区を封鎖して約10週ぶりに食料援助を認めるなど両面戦略を展開している。

3カ国首脳は「イスラエルが民間人に対する必須の人道的支援を拒否するのは容認できず、国際人道法に背く」とし「イスラエル政府が主張する(ガザ住民の)永久的強制移住も国際人道法違反」と主張した。

しかしイスラエルのネタニヤフ首相は今回の声明に対し、パレスチナの武装組織ハマスに「褒美を与えるものだ」と直ちに反発した。ネタニヤフ首相はガザ戦争の原因となった2023年10月7日のハマスによる奇襲攻撃に言及しながら「英国、カナダ、フランスの指導者はイスラエルに対するジェノサイド(人種虐殺)に褒美を与えている」とし「そのような残酷行為がさらに多く生じることを望むものだ」と非難した。

また「イスラエルが戦争を終わらせる条件には残りの人質の解放とガザ地区の非武装化が含まれている」とし「完全な勝利をつかむまで正しい手段で自らを防御する」と述べた。

ハマスは3カ国首脳の立場を歓迎するとし、「国際法の原則を回復する正しい方向に進む重要な段階」と主張した。



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