5月18日に佐賀市で行われた講演にて、“大失言”をかました江藤拓農林水産大臣。改めて自身の発言に対する釈明をしたが、そのヤバすぎる言い訳にまたしても批判が殺到している。
【写真】「進退?責任?」貴社の質問に怪訝な表情を露わにした江藤農水大臣
現在、価格高騰が続いている日本米。農林水産省によると、令和7年5月5日週の全国のスーパーでのお米の平均価格は、5キロあたり4268円だったという。昨年の同じ時期と比較して2倍程度の高値となっており、集計を始めた2022年3月以降の最高値を更新。政府が対策として行った備蓄米放出の効果は今のところ見られていない。
江藤拓の発言は「もはや人災」批判殺到
物価の高騰や税負担により伸び悩む可処分所得に加え、今回の米の価格高騰により国民の財布は悲鳴を上げている。しかし、この状況に誰よりも真摯に向き合わなければならないはずの江藤農水大臣は「私もコメは買ったことはありません、正直言って。支援者の方々がたくさんコメをくださるので。まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」と衝撃発言。
米の価格高騰に苦しむ消費者の神経を逆なでする“大失言”に野党からは批判が殺到。国民からも、
《こんなんが大臣やってるから何も変わらないんだろうな。もはや人災》
《世間知らずの二世議員に国民の苦しみが分かるわけない。さっさと辞任してくれ》
《こいつを任命した石破といいバカしかいなくて頭抱える。無能な政治家たちのせいで国が衰退している》
と、怒りの声が寄せられている。
進退や責任の取り方には
これに対して、翌19日に急きょ報道陣の取材に応じた江藤農水大臣は、今回の発言について「撤回というより修正したい」と弁明。
売るほどあるという発言は「言い過ぎだった」とし、「妻からも怒られた」と明かした。また、このような失言をした理由として「ちょっとウケを狙って強めに言いました」と説明した。
この稚拙な言い訳は火に油を注いでしまったようで、
《ウケ狙いとか国民のこと舐めてんの?これがウケると思ってる感覚がもうズレてる》
《妻から怒られたって…調子に乗りすぎてママに怒られる小学生かな?》
と、さらなる炎上を招いた。
また、記者から進退や責任の取り方について問われると、不快感をあらわにした表情で「進退?」「責任の取り方?」と聞き返す呑気ぶり。進退に関わるほどの深刻な事態にも関わらず、本人は事の重大さに気がついていない様子だった。
その後、石破茂首相から厳重注意を受けると発言そのものを撤回。20日の参院農林水産委員会では「確かにウケる話ではないですよね。まったくピント外れだったと思います。現場を見る努力はしてきたつもりなんですが、庶民感覚はないと断ぜられるような発言をしてしまったことはまさに恥ずかしい。返す返すも不適切な発言だったとおわびを申し上げたい」と謝罪した。