くら寿司、イタリア館、ミャクミャクサンリオ…大阪万博が“転売の博覧会”に 転売ヤー大量参戦を招いた構造的な弱点とは


【写真を見る】定価6930円の「クロミ」&「ミャクミャク」コラボ人形のメルカリ実勢価格は?

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「転売の博覧会」状態に

 予約システムの利便性向上を背景に、転売ヤーたちの間では“仕入れリスク”のない予約枠の転売がトレンドになっているそう。

 会場で人気の高い「イタリア館」においても、専用アプリ「Italy Expo2025」の事前予約機能を悪用した転売ヤーが、予約QRコードのスクショを数千円で転売する例が確認され、横山英幸・大阪市長も「言語道断」と批判した。こちらは対策が検討されているようだ。

定価6930円のぬいぐるみが1万円で転売されている

「万博は今回かなり力を入れてミャクミャクと人気キャラクターのコラボ商品を用意していまして、代表的なものとしては、“たまごっち”や“エドウイン”のほか、熱烈なファンが多いことで知られる“かえるのピクルス”のグッズもあります」

 そう解説するのは、転売ヤーの生態に詳しく『転売ヤー 闇の経済学』(新潮新書)の著作がある、フリーライターの奥窪優木氏だ。

「中でも人気なのがサンリオのキャラクターとミャクミャクとのコラボ商品です。特にミャクミャクとクロミが一緒になったバージョンは、メルカリなどで売れ筋の転売商品になっているようです」(同)

 メルカリをのぞいてみると、会場では6930円で売られているぬいぐるみが、1万円前後で多数、転売されているのが確認できた。



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