【05月23日 KOREA WAVE】韓国の済州道(チェジュド)は地方税を長年支払っていない高額滞納者の自宅を家宅捜索し、隠匿されていた多数の金塊やブランド品、多額現金などを押収した。
済州道はこのほど、高額滞納者29人を対象に家宅捜索を実施した。地域は釜山(プサン)からソウルまで広範囲に及ぶ。
29人の滞納総額は34億ウォン(約3億4000万円)に上り、彼らは納付能力がありながら税金を納めず、ぜいたくな生活をしていたとみられている。
済州道はソウル市鍾路区(チョンノグ)の高級住宅で、済州の元ゴルフ場経営者の自宅を家宅捜索。時価6000万ウォン(約600万円)相当の純金約375グラムを発見。さらに高級洋酒や貴金属、美術品を見つけていずれも押収した。
別の滞納者からは、高級ブランドバッグ12点、ブランド時計や指輪など貴金属105点、高級洋酒6本、美術品4点、現金――などが押収された。
済州道は押収した物品について、鑑定評価を経て競売にかけ、滞納している税の回収に充てる方針。
関係者は「道外居住者による滞納が増加しており、税務公務員4人で構成された専門の調査チームを新設した」と説明。今後も高額滞納者に対して強制徴収措置を積極的に講じる方針だという。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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