中国・香港・タイで新型コロナ感染拡大、韓国も危ない3つの兆候


【図】「致死率90%」 韓国防疫当局が第1級感染症に指定したニパウイルス感染症の特徴

 中国本土でも新型コロナが広がっている。中国疾病管理予防センターによると、今月4-10日にインフルエンザなどの呼吸器疾患が疑われる患者のうち、新型コロナと診断された割合は16.2%だったという。これは3月末の7.5%に比べると2倍以上だ。5月初めのメーデー連休期間中に移動と接触が増え、新型コロナ感染が速まったものと分析されている。

 西安交通大学第2付属病院感染内科のタン・シャンスイ主任医師は「この2週間で新型コロナ患者は以前に比べほぼ2倍に増えた」と語った。中国の新型コロナ専門家らは今回の流行が6月末まで続くとみている。

 台湾でも新型コロナ患者が増えている。台湾メディアによると、台湾の保健当局は先週(11-17日)、新型コロナによる救急患者が1万9097人で、前週(9978人)に比べ2倍近く増加したと発表したとのことだ。昨年夏の流行時にできた免疫が時間の経過と共に低下し、患者が増えているというのが同保健当局の分析だ。

 東南アジアの各地でも新型コロナ感染拡大の勢いは尋常ではない。タイでは先週、新たな感染者が3万3030人で、前週(1万6000人)の2倍以上に増加した。韓国人観光客が多い首都バンコクだけで6290人の感染が分かっている。



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