備蓄米「5キロ2千円台で店頭に」小泉農水相が見通し示す 6月にも


【写真】「国内産ブレンド米」としてスーパー店頭に並ぶ備蓄米=2025年5月21日、長野市篠ノ井杵淵のA・コープファーマーズ南長野店、志村亮撮影

 農水省はこれまで入札の形で、計31万トンの備蓄米の放出を続けてきた。しかし、最も高い金額を示した業者が落札することで、販売価格の高止まりにつながっているとの指摘があり、5月末に予定していた4回目の入札を中止。任意の業者との「随意契約」による放出に切り替える検討や調整を進めている。

 小泉農水相はこの日の会見で、随意契約について財務省の理解が得られたと説明。「早ければ6月の頭には棚に2千円台の備蓄米を並べられる可能性が出てきた」と述べた。

 農水省によると、直近の全国のスーパー約1千店でのコメの平均販売価格は5キロ4268円と、前年の2倍以上の高値になっている。(山田暢史)

朝日新聞社



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