愛媛県新居浜市の保育園で起こったリンゴ窒息事故から2年 意識不明の男児はいま…再発防止誓う園の取り組み


給食に提供された離乳食のリンゴを喉に詰まらせ園児が重体となった事故から2年

男の子は現在も意識不明の状態が続く中、事故が起きた園では今どんな再発防止策が行われているのか。

田村康至君(当時8カ月)は給食に食べたリンゴを喉に詰まらせ一時心肺停止に

事故検証委員会の報告書によると、食べたのは長さ7ミリ、厚さ3ミリほどの刻んだ生のリンゴで、康至君は病院に運ばれましたが低酸素脳症となり事故から2年が経った今も意識は戻っていない。

両親は24時間体制で在宅看護を

母・早希さん:
「2時間に1回体の向きを変えてあげる体位変換と合わせて、痰の吸引が必ず2時間に1回あるんです。」

気管切開して人工呼吸器をつけている康至君。痰が詰まって呼吸をさまたげないように、2時間ごとの吸引は欠かせない。人工呼吸器を外して専用のカテーテルを吸引機につないで気管内にさしこみ、圧力を調整しながら15秒ほどで手早く痰を吸い出す。

事故検証委員会が指摘した問題点は

2024年3月有識者などで作る検証委員会は、事故の報告書を新居浜市に提出した。

報告書では、園の問題点として「国のガイドラインの内容が職員に浸透しておらず、生のリンゴの提供が重大な誤えんリスクにつながる可能性があるという認識が低かった」ことや、119番通報の際、消防が指示した「胸骨圧迫が呼吸補助と異物除去に有効であるという認識がなく」、行われなかったことなどがあげられた。

園が取り組む再発防止策は



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