【ロンドン時事】ノルウェー中部トロンヘイム近郊で22日、全長135メートルのキプロス船籍のコンテナ船が座礁した。
船体は沿岸の住宅の庭に進入し、家屋の数メートル手前で停止した。住人や船の乗組員にけがはなかった。英メディアが伝えた。
コンテナ船は時速約30キロで航行中、フィヨルドに入っても進路を変えず、住宅に真っすぐ向かっていったという。住人のヨハン・ヘルバーグさんは英紙ガーディアンに「窓まで行って、大きな船を見て驚いた。現実とは思えなかった」と当時の様子を語った。
BBC放送は23日、操舵(そうだ)担当の乗組員が当直中、居眠りをしたと捜査当局に認め、過失航行の容疑で訴追されたと報じた。