「インターネットに耽溺し、殺人・解体願望が…」 スポーツ万能、成績優秀だった会津若松「17歳少年」は、なぜ実母の頭部を切断したのか


【写真を見る】実母を殺めた少年、そして被害者となった母親の素顔

 事件発生当時、「週刊新潮」では、少年の周辺に取材し、その人物像を探っている。その後の報道も合わせ、狂気の原点を探ってみよう。【前編】では、犯行の詳細を記した。【後編】では、少年の来歴を詳報する。
【前後編の後編】

(「週刊新潮」2007年5月24日号記事の再録です。文中の年齢、役職、年代表記等は当時のものです)

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ハキハキして気持ちの良い子

 殺された母親は、2006年4月から福島県内の自宅近くの保育所に勤務。事件前日も普段通り、朝から午後6時半頃まで働いていた。おそらくは、仕事を終えた後に会津若松市内の少年のアパートを訪れたのだろう。実家には、地元の団体に勤める父親(50)と共に、父方の祖父母、少年の末の弟がいる。

「こんな事件を起こすなんて……。信じられません。すごくいい子だったという印象しかないんです」

 そう話すのは、実家の近所の住民である。

「中学までしか知りませんが、私の家の前を通る度に“おはようございます”と挨拶してくれるんです。彼の弟2人もそう。みんなハキハキしていて気持ちの良い子でしたね」

スポーツ万能

「クロスカントリーなど様々な種目をやっていましたが、中学に入ってからは、ジャンプを中心に練習していました。少年団の中でも、ジャンプは選ばれた少年しか出来ない種目です。中学1年の時には、県大会で4位に入っています。がっちりしていて、いつもスポーツ刈りにしており、問題を起こしたこともない」



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