オリンパス元社長と薬物取引で逮捕 売人が面会室で明かした“本当の関係”「俺は最初からダマされていた」


 第1回は売人X氏の告白。昨年11月に逮捕されるまで500日以上にわたり、彼が取引していたのはオリンパスの元社長、シュテファン・カウフマン氏(57)だった。 

なぜ大企業のトップがあんな馬鹿なことをしたのか

「なぜ時価総額2兆円規模の大企業のトップがあんな馬鹿なことをしたのか。“man”は口癖のようにこんなことを言っていました。『私たちは同じ船に乗っている。もし一人でもこの船を降りたらこの船は沈む。私を信じるんだ』って。俺は最初から“man”に騙されていたんですよね」

 X氏が“man”と呼ぶ人物は、オリンパス元社長のシュテファン・カウフマン氏。現在、X氏は東京拘置所の単独室で自らが犯した罪と向き合い、時折ラジオから流れてくるダンスミュージックに身を委ねる。

「拘置所内でそんな音楽を聴いているなんて異様ですよね」

 現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、X氏が語ったカウフマン氏との本当の関係のほか、200枚を超えるX氏の獄中手記、オリンパス・竹内康雄会長の供述調書、取引現場で交わされた音声記録などを詳しく報じている。

オリンパス社長「違法薬物」電撃辞任劇の真相…発覚前に“複数の情報提供”、竹内康雄会長の供述調書に記されていた内容 へ続く

本山 裕記/週刊文春 電子版オリジナル



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