国民民主党と永田町の名物カメラマンのバトルが話題を呼んでいる。夏の参院選で同党が擁立を発表した4人の候補者を指し、「汚物まみれ」と酷評したのだ。当のカメラマンに真意を尋ねると、「ド正論」の答えが返ってきたばかりか、さらに核心を突く“二の矢”を放った。
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「俺はもう、国民民主党は見放したよ」
「本当はあの会見に出るつもりなんてなかったんだよ。(同党参院議員の)舟山康江に電話で“俺はもう、国民民主党は見放したよ”って告げたら、“そんなこと言わずに、言いたいことがあるなら是非、会見で言ってほしい”って頼まれたから、榛葉に直接言ってやったんだ。そしたらこんな騒ぎになっちまって……」
釈然としない面持ちでこう話すのは、永田町で50年近く取材を続けるカメラマンの堀田喬氏(79)である。
問題の舌戦が繰り広げられたのは5月16日、同党の榛葉賀津也幹事長(58)が開いた定例会見での一幕だ。
トリの質問者としてマイクを握った堀田氏は、2日前に発表された山尾志桜里氏(50)、足立康史氏(59)、須藤元気氏(47)、薬師寺道代氏(61)の比例代表4候補を「汚物」に例えて一刀両断――。
「政治家としてやりたいことがあるわけじゃない」
「発言の真意も何もないよ。だって山尾なんて、相手の奥さんが自殺までする不倫騒動を起こしただけじゃなく、“地球5周分”のガソリン代を事務所経費として不正計上したり、国会議員に交付されるJRパス(特殊乗車券)を繰り返し不正使用するなどやりたい放題。だけど彼女は、それらが発覚しても一度たりと会見を開いたことがないんだから、ヒドいもんだよ」(堀田氏)
足立氏に関しては、国会で暴言を連発して懲罰動議をたびたび出された過去などを問題視したといい、
「須藤は過去に都議選で(れいわ新選組代表)山本太郎(50)の応援に駆け付けたり、反ワクや反原発の立場を取っていたくせに、今度は国民民主から出るっていう無節操ぶり。ただね、薬師寺に関しては(汚物に例えたのは)ちょっとかわいそうだったかも。彼女はみんなの党からアッチ行ったりコッチ行ったりと、何の信念もなくフラフラしてるだけだからさ。それで俺が榛葉に“比例代表はなぜ会見しないのか?”と尋ねると、“それぞれの判断だ”と答えたのにはあきれたね」(堀田氏)
この四人についてはSNS上でも批判が噴出し、同党の支持率下落の要因につながっていると各メディアは分析。実際、今月18日に投開票された埼玉県和光市の市議補選で同党公認候補が落選し、今年に入って快進撃を見せた地方選での連続当選記録もストップした。
「要は皆、政治家としてやりたいことがあるわけじゃなく、国民民主なら受かるから、バッジを着けたくて手を挙げただけなんだよ。会見後、旧知の田中角栄の元秘書氏から電話があって、山尾と代わられて本人とも話したけど、“これからもよろしくお願いします”とシレッと言ってたね」(同)