就職したけど「奨学金、もう返せない…」という、手取り16万円の友人。3ヶ月放置すると「ブラックリスト入り」で、クレカも作れなくなると聞きました。救済制度などはないのでしょうか?


奨学金は、経済的理由で進学が難しい学生にとって、支えとなる制度です。とはいえ、貸与型の奨学金の場合、卒業後には毎月の返済義務が発生します。そのため、手取りが少ない人であれば、月1万円台の返済でも生活を圧迫してしまうケースもあるでしょう。

しかし、返済できないからといって放置してしまうと、自身の信用情報を傷つけることになるため、注意が必要です。

本記事では、手取り16万円では奨学金の返済がどれほど負担なのかを検証し、放置してしまったときのリスクと、返済が困難な場合に利用できる救済制度について詳しく解説します。

▼大学の学費は「私立・公立」でどう異なる? 公立大学は“居住地域”によっても違いがあるって本当?

手取り16万円では月1万5000円の返済はキツイ?

家賃:7万円
食費:3万円
光熱費・通信費:2万円
被服費・日用品代:2万円
医療費:1万円
交際費:5000円

合計:15万5000円

この時点で、手取りのほぼ全額が生活費に消え、貯金や予備費に回せる余裕はほとんどありません。この状況で、さらに毎月1万5000円の奨学金を返済しようとすると、赤字になるため、かなり厳しい状況であるといえるでしょう。

3ヶ月放置でブラックリスト入り? 困ることは?

情報が記録されている間は、クレジットカードの新規作成や更新、スマートフォンの分割払い、住宅ローンや自動車ローンの審査にも影響が出る可能性があります。

この仕組みは、奨学金に限らずクレジットカードや各種ローンの滞納でも同様です。いずれも「信用」を失う行為として記録され、将来の生活に支障をきたすおそれがあるため、返済が難しいと感じたら放置せず、しかるべき機関に早めに相談することが望ましいです。



Source link