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トランプ大統領は日本時間26日、プーチン大統領に対し自身のSNSで「彼は完全に狂ってしまった」と強く非難しました。これまで、良好な関係を続けてきた2人に、いったい何があったのでしょうか。
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トランプ大統領は移動中、記者の質問に応じました。
――ロシアとウクライナについて新たな進展は?
トランプ大統領
「プーチンのしていることが不満だ。多くの人々を殺している。いったい何があったんだ。全く気に入らない。いいか? いま話しているこの時も…彼はキーウや他の都市にロケット弾を撃ち込んでいる。全く気に入らない」
プーチン大統領への愚痴が止まりません。
トランプ大統領
「プーチンのやっていることは少しも好きになれない。彼は人を殺している。この男に何かが起こったんだ。気に入らない」
愚痴のきっかけは、24日夜から25日にかけてロシアがウクライナの首都キーウに対して行った攻撃です。ウクライナ側は3年以上にわたる戦争の中で、“最大の空襲”だとしています。少なくとも子どもを含む12人が死亡、数十人がケガをしました。
トランプ大統領
「私は彼を長年知っている。いつも彼と仲が良かったんだが…」
第一次トランプ政権以降、個人的な関係を築き仲が良かったという2人。2度目の大統領就任後、まだ直接顔を合わせてはいないものの、プーチン大統領はトランプ大統領に肖像画をプレゼントするなど良好な関係は続いていたとみられます。
その関係に亀裂が見え始めたのは最近のことです。トランプ大統領は、ウクライナへの攻撃を続けるプーチン大統領に対し…
トランプ大統領のSNSより
「ウラジーミル(プーチン)! ストップ!」
その2日後にも…
トランプ大統領のSNSより
「私は思うんだ。彼は戦争を止めたくないのかもしれない」
ロシアとウクライナの停戦を求めているトランプ大統領。しかし今回、ロシアが行った「最大の空襲」に不満が爆発したとみられます。
トランプ大統領
「プーチンのしていることが不満だ」
その後、SNSにも「プーチンとは常に良好な関係を築いてきたが、彼に何かが起こった。彼(プーチン大統領)は完全に狂ってしまった!」と投稿しました。
怒りの矛先はウクライナのゼレンスキー大統領、さらにはバイデン前大統領にまで向かっています。
トランプ大統領のSNSより
「彼(ゼレンスキー)の口から出る言葉は全て問題を引き起こす。これはゼレンスキー、プーチン、バイデンの戦争であり『トランプの』戦争ではない」
「私は無能さと憎悪が引き起こした醜い火事を消す手助けをしているだけ」
トランプ大統領はロシアに対し、さらなる制裁を課す可能性も示唆しています。