民放キー局が、来春のコンサートツアーをもって活動を終了する嵐のライブ中継ができないかと、嵐サイドにラブコールを送っているという。
今回予定されているコンサートツアーはグループとして最後とみられるだけに、大規模開催になることが指摘されている。制作会社関係者の話。
「メンバーやスタッフもファンクラブ会員を全員呼べるぐらいの規模感でと希望しているそうです。ただ、現実的にはそれだけの会場を押さえるのは難しい。そこで、テレビ局が嵐側に提案しているのが、地上波でのライブ中継なんです」
もともとテレビ局は、嵐が活動再開することを見越して、復活ライブの中継を検討していたという。
「特に昨年11月に迎えた25周年というタイミングをにらんでいました。力を入れていたのが日本テレビとフジテレビです。ともに嵐やSTARTO ENTERTAINMENTとの関係も良好だけに、争奪戦の様相を見せていたのです」(同)
フジテレビは中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の問題にてんてこ舞いなので、今は日テレが優勢のようだ。実際、26日に行われた同局の定例会見でも、福田博之社長が嵐を「特別な存在であることに間違いありません」と評した上で、特番制作を「やりたいですね。とってもやりたいと思います」と意欲を示していた。
もっとも、今はネットメディアが充実している。何も地上波テレビで放送しなくても、ライブビューイングで配信できるだけに、日テレもうかうかしてはいられない。
あるテレビ局関係者は「嵐の活動終了後も個々のメンバーの活動は続きます。日テレとしては、そのあたりに交渉の余地がありそうです」と話している。
東スポWEB