24歳でショムニ、松井秀喜との破局、夫への惚気…「あんぱん」で涙の名シーンを演じた戸田菜穂(51)の“詩的な人生”とは


【写真】19歳で朝ドラヒロインに抜擢された時の“かわいすぎる”戸田菜穂さん

「楚々とした着物姿を披露した初登場時は、意地の悪い育ての母かと思われたが、生みの親の松嶋菜々子とのバトルを通し、甥に愛情を注ぐ姿が視聴者に共感を持たれた」(放送記者)

 広島で歯科医を開業する父の元で育った戸田。高校生のとき、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で3万4000人の中からグランプリに選ばれ芸能界入りを果たした。

「天真爛漫なアイドルっぽさと少し陰がある部分が同居する不思議な魅力があった。ホリプロはポスト山口百恵の期待をかけていました」(芸能関係者)

朝ドラヒロインでブレイク、視聴率は35.2%を記録

「朝ドラ『ええにょぼ』のヒロインを演じたのは1993年。大学を休学して役に没頭した。平均視聴率35.2%を記録して、一気にブレイクした」(テレビ誌記者)

 留年して大学を卒業後、24歳で出会ったのがドラマ「ショムニ」だった。

「戸田は主演の江角マキコのライバルで秘書課のリーダー役。コミカルな演技が話題を呼んで人気シリーズの立役者になった」(同前)

松井秀喜の渡米後も遠距離恋愛を続けていたが…

 2005年、当時ヤンキースにいた松井秀喜とのルーブル美術館デートをスクープされた。

「巨人在籍時からの付き合いで、松井の渡米後も遠距離交際を続けていた。松井は交際を認め、父親も戸田を紹介されたことを明かしていたが、発覚から1年後に破局した」(芸能デスク)

 メジャー級の交際を経て、10年に医師と結婚。二女をもうける。

「戸田は夫を『優しい人で子育てもしてくれる』と惚気ていた」(女性誌記者)

 18年のドラマ「高嶺の花」では男を翻弄する悪女を演じるなど、母親になって以降は新境地を開拓。業界では「ユーティリティー女優」と呼ばれ評価は高い。

「『あんぱん』で夫のウイスキーを飲み、自分の子供を産めなかったことを涙で吐露する演技は、朝ドラ史上に残る名シーンになった」(演劇関係者)

 子供時分から俳句を嗜み、俳人との共著で『恋俳句レッスン』を出版、「NHK俳句」の司会をつとめたこともある。

 さて、戸田の次の“一句”は?

「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年5月29日号



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