【全2回(前編/後編)の前編】
秋篠宮家の次女・佳子さま(30)が6月4日よりブラジルを訪問される。当初は超過密日程を不安視する声もあったが、ご自身は前向きな姿勢を示され、準備にも余念がないという。背景にはご心境に変化があったことも関係しているといい、その内実を取材した。
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6月のブラジル訪問は、佳子さまにとって4度目の外国公式ご訪問となるが、決定に至るまでには曲折があった。
宮内庁担当記者が語る。
「今年は日本とブラジルが外交関係を樹立してから130年の節目で、3月には同国のルラ大統領が国賓として来日しました。佳子さまのご訪問はその答礼となり、本来であれば、両陛下によるご訪問が望ましいところでした。しかし皇后さまの現在のご体調を考えれば負担が大きく、とてもお願いできる状況にありません。そのため宮内庁は外務省も交えて、ブラジル側と水面下で調整を続けてきました」
10日間で8都市の超過密日程
一時は秋篠宮ご夫妻のご訪問も検討されたが、
「秋篠宮さまは大阪万博の名誉総裁であり、万博開催中は海外の王族や国家元首クラスの要人の来日が続くため、接遇する立場の名誉総裁が長期にわたってご不在となるのは好ましくありません。最終的に佳子さまに白羽の矢が立ちましたが、当初はハードなスケジュールを心配する声もありました」(前出の宮内庁担当記者)
今回の訪伯は6月4日に成田をご出発後、17日に帰国されるまで、10日間で8都市を巡る超過密日程となる。皇室解説者の山下晋司氏はこう話す。
「上皇陛下のお子さま(天皇陛下、秋篠宮殿下、黒田清子さん)の初めての外国公式訪問先は皆さんブラジルでした。それだけブラジルは皇室にとって特別な国といえますが、過酷な日程になることでも知られています」
上皇后陛下は体調を崩されたことも
2018年に姉の小室眞子さん(33)が訪伯した時は15日間で14都市。15年に秋篠宮ご夫妻が訪問された際は15日間で10都市と、いずれもその強行日程に当時、注目が集まった。
「上皇上皇后両陛下は1997年に南米を訪問されました。ブラジルでは9泊10日で6都市を回られましたが、休養日もない過密日程だったため、帰国後、上皇后陛下は体調を崩して入院されました。日本の20倍の国土を持つブラジルには日系人社会が点在しているため、移動距離が長く、かつ熱帯特有の気候もあり、体力は相当消耗します」(山下氏)
加えて、今回のブラジル訪問では「おことば」が8回予定されており、「外務省から事前に用意してもらえるわけではなく、佳子さまご自身で8通りのおことばを準備なさる」(同)必要があるという。