【AFP=時事】ノルウェーの海に面した住宅の間近で座礁して世界中で話題となっていたコンテナ船「NCLサルテン」が27日、海上に戻された。
ノルウェー警察によると、座礁時に30代のウクライナ人船員が見張りをしていたが、眠り込んでしまったと話している。警察はこの船員を「過失航行」の疑いで起訴した。
NCLサルテンは22日の夜明けごろ、ヨハン・ヘルベルグさんの木造住宅から数メートルの地点に乗り上げた。
ヘルベルグさんは、「あいさつできてよかったが、今はさようならを言う時だ」と、公共放送NRKに語った。
作業に当たったBOAオフショアのオーレ・ビョルネビク社長はAFPに対し、積載されていたコンテナは船首を軽くするために取り除かれた一部を除いて、まだ船上にあり、この日夕に降ろされる予定だと話した。作業は30分で終わったという。【翻訳編集】 AFPBB News