3人組男性グループ
日本版グラミー賞として華々しく開催された音楽授賞式「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」(MAJ)。そこで注目を集めたのが平野紫耀(28)、神宮寺勇太(27)、岸優太(29)からなる3人組男性グループ・Number_i(ナンバーアイ)だ。
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今月22日、京都でのグランドセレモニーで「リクエスト特別賞 推し活リクエスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー powered by USEN」と「ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲 powered by Spotify」を見事受賞したのだ。式典で3人は赤色に輝くトロフィーを受けとり感激の笑顔を浮かべた。
音楽ライターがこう解説する。
「音楽業界の主要5団体が団結して作った『MUSIC AWARDS JAPAN』は、日本版グラミー賞として日本の音楽を世界に向けて発信する国際音楽賞という位置付けで開催されました。Number_iはその栄えある第1回のリスナー選出部門で2冠に輝いたのです。
4月24日の『推し活』中間発表では1位の櫻坂46に次ぐ2位だったのですが、5月2日の最終投票で櫻坂46を抜いて1位に。メンバーの平野が『本当にファンの皆さんに支えられているタイミングで感謝します』と喜んでいましたが、まさに国内の強固なファン層が彼らをがっちり支えていることを証明しました」
Number_iの3人はもともと旧ジャニーズ事務所所属(現、SMILE-UP.)のKing & Princeのメンバーとして活動していたが、グループから脱退し旧ジャニーズ事務所副社長だった滝沢秀明(43)が設立した芸能事務所・TOBEへ移籍した。
当初からの目標は世界進出。その言葉通り2024年1月1日に発表したデビュー曲「GOAT」のYouTubeの再生回数は公開後3日で1000万回超えの新記録を樹立。同月3日付YouTubeのMVのデイリーミュージックビデオランキングでグローバル1位となり「世界的人気」として国内メディアが盛大に報じた。
昨年4月には米最大規模の音楽フェス「コーチェラ2024」への出演も果たし世界進出に拍車をかけたはずだったが、その後どうなっているのか。
「実際のところ日本人アーティストで名実ともに世界進出を果たしているのは7人組ガールズグループのXG(エックスジー)です。奇抜な衣装と最先端の音楽で世界的にバズり、昨年5月から世界18の国と地域の35都市で47公演を開催。今年4月に開催された『コーチェラ2025』では2週にわたりメインとなるサハラステージの大トリを日本人として初めて務め上げ、5月14日には世界ツアーファイナルとなる東京ドーム単独公演も成功させました。
1年前のコーチェラにはNumber_iも出演していましたが、こちらのステージは『88rising』といってアジアのアーティストを全米に発信する登竜門的な特別枠。Number_iが披露したのは『GOAT』などわずか3曲でしたが、XGは全12曲を披露し会場を熱狂させました」(前出の音楽ライター)