劇団ひとりが突然楽屋に「やっと会えたよ!」「なんの話かわかるかぁ?」異常なハイテンションのワケ


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● 「塚本ミシン」の生みの親は 先輩芸人・飛永さん

 ひょんなことからミシンを始めたわけだが、当初から今現在を見通してスタートしたわけではなかった。

 「塚本ミシン」の活動においては「ラバーガール」飛永さん(編集部注:プロダクション人力舎所属のお笑いコンビ・ラバーガールのツッコミ担当)の助言がとても大きい。

 ライブで一緒になって十数年、飛永さんはいつもラブレターズのことを気にかけてくれる先輩で、僕は同郷でお酒が飲めないという共通点もあり、日常的にごはんを食べ、お茶をさせてもらっている。飛永さんと話していると、すっと心が落ち着くので、芸人活動においても救われているのだ。

 「相方のコロナ療養中に時間ができたんで、ミシンを始めたんですよ」

 いつものようにお茶をしているとき、急にミシンを買って10日間で30着以上のTシャツをリサイズした、という話をすると、飛永さんは「それはいいね」と返してくれた。

 そのリアクションを受けた僕は「飛永さんにほめてもらえた!よし、これでゴール!」という感覚になり、ミシン生活もおしまいかな、と考えたのだが、そこから飛永さんは「いや、それ絶対に続けたほうがいいよ」と言い「続けるなら名前があったほうがいいんじゃない?」「塚本ミシンでいいじゃん(笑)」「ロゴもオレ作るからさ」「ユーチューブも始めちゃいなよ」「編集はオレやるからさ」と、矢継ぎ早に提案してくれた。



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