【AFP=時事】米国のドナルド・トランプ政権は28日、中国人留学生のビザを「積極的に」取り消すと表明した。
マルコ・ルビオ国務長官による今回の発表は、世界中の学生に対するビザ発給を少なくとも一時的に停止するという前日の決定を中国が批判したのを受けたもの。
ルビオ氏は声明で、「(米国は)中国共産党とつながりのある学生や重要分野を専攻する学生を含む中国人留学生のビザを積極的に取り消す」と述べた。
さらに、「中華人民共和国と香港からのすべてのビザ申請の審査を強化するため、基準を見直す」と述べた。
米国の大学は、留学生が支払う授業料に依存しており、中国人留学生は長年にわたり重要な存在となっていた。
国務省が支援する国際教育研究所の報告書によると、2023年度の米国への留学生数は中国人が27万7398人で、インド人に次いで2位だった。
トランプ氏は第1次政権時も中国人留学生を標的にしていたが、特に機密性の高い分野や軍と明確なつながりのある学生に重点を置いていた。【翻訳編集】 AFPBB News