「なぜこんなことを… 」パレスチナ国連大使が会合で泣き崩れる。ガザの子どもたちの死「耐えられない」


【動画】机を叩き泣き崩れながら訴えるパレスチナ国連大使

マンスール国連大使は国連安全保障理事会で、イスラエルによるガザへの攻撃と支援封鎖により、現地で起きている人道危機について語った。

イスラエルが3月に停戦を破って以来、1300人以上のパレスチナの子どもたちが殺され、約4000人が負傷したと報告。

「多くの子どもたちが餓死している」

「母親たちが動かぬ子どもの体を抱きしめ、髪をなでながら話しかけ、謝る姿を見るのは耐えられない」と述べ、机を叩き「どうしてこんなことができるんだ…」と涙を流しながら訴えた。

「パレスチナ人の状況を見て、普通の人間なら何かしようという気持ちにならなずにいるのは無理だ」

「パレスチナ人であろうとイスラエル人であろうと、パレスチナ人を攻撃することは正当化されない。ダブルスタンダードはもう終わりだ」と述べた。

ハマスは2023年10月、イスラエルへの越境攻撃で約1200人を殺害し、およそ250人を人質にした。イスラエルはこれに対抗し、ガザへの本格的な攻撃を開始。ガザの保健当局によると、ガザでは同月以降、5万3000人以上のパレスチナ人が殺害された。

アメリカは2025年に入り、2カ月の停戦を仲介することに成功したが、イスラエルは3月に400人以上を殺害する致命的な空爆を再開した。

イスラエルの継続的な軍事行動に対し、国際社会の批判は高まっている。

イスラエルの同盟国であるイギリス、フランス、カナダは5月半ば、ガザでのイスラエルの「極めてひどい行動」を非難し、戦争をやめなければ共同行動を起こすと警告した。

イギリスもイスラエルとの貿易交渉を停止し、イギリスの開発大臣はイスラエルが「飢餓を戦争の武器」として使っていると批判した。

しかし、イスラエルのネタニヤフ首相は、イギリス、フランス、カナダは「人類の間違った側」にいると述べ、ガザ全域がイスラエルの支配下になるまで戦争は終わらないと主張した。

ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。

Kate Nicholson



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