『あんぱん』乾パンを作った草吉は朝田家から姿を消した。静かに見送る釜爺。視聴者「本当に妖精」とジャムおじさん想起、「釜次が納得して去らせるんだからよっぽどのこと…」


【写真】去っていく草吉

*以下5月30日放送回のネタバレを含みます。

朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者<アンパンマン>を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの<朝田のぶ>を今田美桜さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じます。

のぶの父・結太郎を加瀬亮さん、のぶの母・羽多子を江口のりこさん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛を竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。

林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。

乾パン作りを断ったことで、朝田パンは陸軍に逆らったという噂が広がってしまう。

釜次(吉田鋼太郎さん)は草吉(阿部サダヲさん)に乾パンを焼いてほしいと頭を下げると、草吉は焼きたくない理由を打ち明けた。

翌日、朝田家になぜか小麦粉などの材料が運ばれてくる。

やって来た憲兵に、すぐに乾パンを作るよう命じられ、戸惑う釜次たち。

そこに草吉が現れ、無事に焼き上げる。

駆けつけたのぶは驚きながらも草吉にお礼を伝える。

しかし、草吉は朝田家から出て行ってしまう。引き留めようとするのぶだが、釜次はのぶを制して——。

劇中でも「ヤムおんちゃん」と呼ばれ親しまれていた草吉。朝田家の人や柳井家の人が落ち込むとあんぱんを作って励ましてきました。

今回、草吉は、朝田家のために自分の思いをまげて、乾パンを作りました。なぜ乾パンを作りたくないのかは視聴者には明かされないままでしたが、理由を知った釜次が、改めて軍の依頼を断ろうとしたのですから、よほどの事情があったと推察されます。

それでも乾パンを作ってくれた草吉の思いに心を揺さぶられた視聴者が多く、SNSやコメントではさまざまな意見が飛び交いました。

拒否していた乾パンを作るという草吉の行動から、アンパンマンを思い出した人も。「ヤムさんが窮地の朝田家を助けたい気持ちが、ヤムさん自身の苦しみを上回った。ヤムおんちゃんは、『顔を空腹の人に差し出して』救ったんだと思う」



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