預金2千万着服の行員解雇 秋田銀行、被害届提出へ

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 秋田銀行は26日、秋田市の外旭川支店の女性行員(36)が顧客の70代女性の預金2472万円を着服したと発表した。同行は女性に全額弁済し、行員を21日付で懲戒解雇した。県警に被害届を出す方針。行員は内部調査に「買い物などでの借金の返済に充てた。客の信頼を悪用し深く反省している」と話したという。

 同行によると、行員は平成27年12月~今年10月に24回、女性に金融商品を購入するよう見せかけるなどの手口で払戻請求書を作成し口座から出金。本人確認をすり抜けるため、不要になった別の顧客の口座を迂回(うかい)して引き出す偽装工作もしていた。顧客を引き継いだ同僚が不審な出金に気付いた。

 記者会見した新谷明弘頭取は「信用第一の金融機関で事件を発生させ、心からおわびする」と陳謝し、自身を含めた役員4人が報酬を一部返上すると明らかにした。

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