河井前法相夫妻を告発へ 大学教授ら11人





自民党の河井案里氏

 自民党の河井克行前法相の妻で、同党の河井案里参院議員の選挙事務所が運動員に法定の上限を超える報酬を支払ったと報じられた問題で、神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)ら11人が公選法違反の罪で河井夫妻らに対する告発状を広島地検に出すことが26日、分かった。27日にも発送する。

 この問題をめぐっては、東京都の男性も既に公選法違反の罪で案里氏に対する告発状を広島地検に郵送。夫妻の地元、広島市でも市民の有志が刑事告発を検討している。

 告発状によると、案里氏が初当選した7月の参院選で事務所の経理担当者に指示し、アナウンス担当の運動員13人に、日当として法定上限の1万5千円を超す3万円を支払ったとされる。克行氏は報道を受けて10月31日に法相を辞任。その後約1カ月間、夫妻は公の場に姿を現していない。案里氏の議員会館の事務所は「コメントできることはない」としている。



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