「会社のトイレで泣いていました…」新卒入社3カ月で退職代行を利用した彼女の決断


【写真】涙ながらに退職代行サービスを利用時を振り返る瑠奈さん(25)。退職代行サービスは、ハラスメントやメンタル不調で追い詰められた人には文字どおり命綱になるケースも

 「職場を急に辞めるなんて考えられないと思っていました。他の人に迷惑をかけないように引き継ぎをしたいし、最後は挨拶をしたい。でも、退職代行を使わないとどうしようもない状況ってあるんですよね……」

 このように語るのは、25歳の瑠奈さんだ。2024年3月に人文学系の大学院を修了した後、大手企業のグループ会社に営業職として就職。約2カ月の研修期間を終え、担当顧客の引き継ぎを始めた入社3カ月目に退職代行を利用して会社を辞めた。現在は出版社で週5のフルタイムでアルバイトをしている。

 なぜ瑠奈さんは新卒3カ月目で退職代行を利用したのか、彼女の歩みを追った。

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 また、向いていることへの継続力があり、小学1年生のときに習い始めたヒップホップダンスは社会人になった今でも続けている。「自分で決めたことはやり抜こうと思う性格でした」と振り返る。

 一方で、納得できない学校の規則に従うことや周りと同じことをするのは苦手だったという。



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