中国、第1列島線に艦船70隻超を展開 韓国との境界で新動向も…大統領選控え反応探る?


台湾当局者によると、中国の艦船は5月1日以降、第1列島線周辺での動きを活発化。27日には空母「遼寧」が台湾東部の西太平洋で、空母「山東」が南シナ海で活動するなど計70隻超の艦船が展開した。

台湾当局者は中国の新たな動向として、中国と朝鮮半島に挟まれた黄海の「内海化」政策を挙げた。中国は5月に艦船を展開したほか、4月には韓国との境界が定まっていない水域に構造物を設置したことが表面化。6月3日の韓国大統領選を前に、権力の空白期に合わせ韓国側の反応を探った可能性もある。

また台湾当局者は、中国が第1列島線周辺で艦船を大規模展開した背景として、5月20日に就任1年を迎えた台湾の頼清徳総統を威圧するほか、5月末からシンガポールで開かれたアジア安全保障会議に合わせて周辺国に軍事力を誇示する狙いもあったと分析した。

中国は昨年12月、第1列島線周辺に艦船計100隻近くを展開し、台湾側が「過去最大規模の海上軍事行動」として警戒を高めた。



Source link