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パレスチナ自治区ガザ地区で1日、人道支援物資の配給場所周辺でイスラエル軍の攻撃があり、およそ200人の死傷者が出たと報じられる一方、イスラエル軍は虚偽の情報だとして否定しています。
ガザ地区では、民間の「ガザ人道財団」が人道支援物資を配給しています。ガザ地区の保健当局などによりますと、1日、南部ラファの配給場所周辺でイスラエル軍が攻撃し、31人が死亡、数十人の重傷者を含む200人以上が病院に搬送されたということです。
一方、イスラエル軍は、配給場所の周辺で撮影されたとする映像を公開しました。支援物資を取りに向かう住民に向けて発砲する武装勢力の映像だとしていて、イスラエル軍が住民に発砲していないことは確認済みだと主張しています。
こうした中、イスラム組織ハマスは停戦協議について、恒久的停戦とイスラエル軍の完全撤退につながる交渉を「直ちに開始する用意がある」との声明を発表しました。イスラエル、ハマス双方の溝が埋まらない中、犠牲者の数が増え続けています。