【精神科医が教える】周りから好かれる人、嫌われる人の決定的な違い


● 好かれる技術とは?

 今日は「好かれる技術」についてお話ししたいと思います。

 普段から私は、「嫌われてもいい」「嫌われるのは良いことだ」「嫌われたら成功だ」なんて話をたくさんしてきました。では、そんな私がなぜ今、好かれる技術について語るのか。その理由をお伝えします。

● みんなに好かれるのは無理、でも大丈夫

 まず大前提として、みんなに好かれるのは無理です。誰からも好かれる人というのは、裏を返せば「どうでもいい存在」になりがちです。

 つまり、ある意味では、誰にも本当には好かれていないとも言えるのです。では、「好かれる人」とはどんな人なのでしょうか。

● 好かれる人は「自分らしい人」

 好かれる人とは、自分らしく生きている人です。自分の考えや感じたことを素直に表現し、行動している人。

 たとえうまくいかなくても、滑って転んで泣いてしまったとしても、そんな姿にこそ人は惹かれ、応援したくなるのです。だから、好かれるためにはまず自分の本心を大事にすることが大切です。

● キャラが明確な人は応援される

 好かれる人は、キャラクターが明確です。それは、「私はこう思う」「私はこうしたい」といった軸がしっかりしているということです。

 もちろん、自分勝手に振る舞うわけではありません。周囲への配慮は必要です。ただ、自分の思いを大切にして行動している人は、たとえ失敗しても、自然と応援され、好かれる存在になっていきます。

● 好かれようとしすぎると逆効果

 逆に、好かれようと頑張りすぎると、かえって好かれにくくなってしまいます。それは、他人に合わせすぎてしまい、自分の軸を見失ってしまうからです。

 媚びるような態度や、都合のいい人になってしまうと、かえって魅力は伝わりません。頑張っているのに報われない……そんな状況に陥りがちです。

● 自分らしさを大切にすれば、自然と好かれる

 好かれたいなら、自分らしくいることが一番です。周囲への配慮はしつつも、自分を押し殺したり、他人を優先しすぎたりしないこと。そして、もし失敗したら素直に謝る。そんな自然体でいることが、結局は一番人に好かれる近道です。

● 魅力は自分で決めるものではない

 「自分には魅力的な個性なんてない」と思う方もいるかもしれません。でも、それは違います。魅力を決めるのは他人です。

 一生懸命頑張っている姿に、人は自然と心を動かされます。根暗な人でも、社交的な人でも、おしゃべりな人でも、無口な人でも――どんな人にも、その姿勢に共感し、応援してくれる人は必ず現れます。

 なぜなら、誰もが自分の人生を一生懸命生きているからです。そんな一生懸命な姿に触れると、人はほっとしたり、応援したくなるものなのです。

● お互い様の精神

 好かれる技術とは、完璧になることではありません。自分らしく生きる姿勢を見せること。それが自然と応援され、好かれることにつながるのです。

 お互い様の精神で、これからも自分らしく生きていきましょう。

 ※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。

精神科医 Tomy



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