日産自動車は6月3日、6月後半に正式発表する新型バッテリEV(電気自動車)「リーフ」について、新型「リーフ」を開発した商品企画、デザイン、開発チームのメンバーを特集した全3回のビデオシリーズの第1弾映像を公開した。
【画像】欧州仕様は、専用のホイールとドアミラーデザインを設定することで空気抵抗係数(Cd)0.25を達成
第1弾の映像では、新型「リーフ」のエクステリアデザインは空力を重視して設計されており、米国と日本での空気抵抗係数(Cd)が0.26という数値を達成、さらに欧州仕様では、専用のホイールとドアミラーデザインを設定することで空気抵抗係数(Cd)0.25を達成していることが公表された。
そして、フラッシュドアハンドル、グリルシャッター、最適化されたホイールデザイン、フラットなアンダーフロア、そして空気抵抗を抑制するファストバックシルエットを投入されるすべての市場で採用することにより、空力性能をより高めたとしている。
プログラム・デザイン・ディレクターの田勢信崇氏は「すべてのデザインエレメントは空力効率とエネルギー効率を考えて決定してきました。調光パノラミックガラスルーフも例外ではありません。これにより、空気の流れが剥離する重要なポイントで車両の高さを12mm減少させながら、調光機能を備えることで室内の十分なヘッドルームを確保できました」とコメントしている。
第3世代の「リーフ」の開発を進める上で、日産の商品企画や開発チームは、過去の「リーフ」から得たさまざまな知見を重要視。新型「リーフ」にはさまざまな革新的な技術を搭載することで、日産ブランドをより強化する役割を担うという。
日産グローバル商品企画部門の責任者であるリチャード・カンドラー氏は「新型『リーフ』は、EVの購入に意欲的なお客さまの為だけでなく、内燃機関車の代わりとなる選択肢になることを目指して開発してきました。感性と合理性のバランスを取り、スリークで大胆なデザインとファミリー層のニーズにも応える考え抜かれたパッケージングの両立を目指したのです」などとその狙いについて話している。
Car Watch,編集部:椿山和雄