タレントのミッツ・マングローブ(50)が、自身がパーソナリティを務めるMBSラジオ「ミッツ・マングローブのOSAKA・ん!メガミックス」で、芸能界におけるスターの条件とも言える独自の「法則」について持論を展開しました。この発言は、特定の有名人が苗字だけで呼ばれる現象に焦点を当てたものです。
番組では、先日肺炎のため89歳で亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんに関する話題から、リスナーに「普通の会話の中で、長嶋さんのことって何て呼びますか?」と問いかけました。ミッツさんは、世代によって呼び方が異なると指摘。昭和50年生まれである自身の世代は、主に監督やCMのイメージが強いため、「長嶋監督」あるいは「長嶋さん」と呼ぶことが多いと説明しました。
続けて、ジャーナリストの立川志らく氏がSNSで「長嶋が亡くなった」と投稿したことに触れ、「あの世代には長嶋茂雄さんは“長嶋”なんですよ」と語気を強めました。さらに、「“王”であり“長嶋”なんです。それがスター、ヒーローの証し」と持論を展開。「スターって呼び捨てにされてなんぼ」だと述べ、苗字だけで呼び捨てにされる存在こそが真のスターであるという独自の法則を打ち出しました。
苗字で呼び捨てにされるスターとして、大谷翔平選手、アントニオ猪木氏、尾崎豊氏などの男性有名人の例を挙げました。しかし、この現象が「今のところ、男ばっかりなんですよね」と指摘。女性の有名人については、苗字だけで呼び捨てにされる人は非常に少ないと感じていることを明かしました。
“ちゃん”を付けたり、ニックネームやフルネームでの呼び捨ては数多く存在するものの、純粋に苗字だけで呼び捨てにされるほど国民的な人気を誇る女性芸能人はいるのか、と共演の亀井希生アナウンサーに問いかけました。亀井アナが必死に考え込むも答えが出ず降参すると、ミッツさんは「分かんない?…広末!」と正解を発表。これを聞いた亀井アナは「あーっ!ほんとだー!!今、背中に電流走った」と驚きを隠せない様子でした。
ミッツ・マングローブがラジオ番組でスターの法則について持論を展開する様子
ミッツさんは、「他に(苗字で呼び捨てにされる女性は)思い浮かばないんですよ。やっぱ広末はスターなんですよ」と改めて強調。女優の広末涼子さんが、世代を超えて苗字だけで認識され、親しまれる存在、すなわち国民的なスターであると力説しました。
ミッツ・マングローブ氏が提唱する「苗字で呼び捨てにされること」という独自のスターの定義は、多くの著名人が存在する中で、真に大衆に浸透し、特別な敬称抜きで語られる存在がどれほど稀有であるかを浮き彫りにしています。特に女性芸能人においては、広末涼子さんがその数少ない例であるという指摘は、彼女のキャリアや国民的認知度の高さを改めて示すものと言えるでしょう。
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