橋下徹氏、中居氏・元フジ女性事案巡る「失恋事案」発言を訂正「本件自体ではない」

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が、2025年6月5日に自身のX(旧ツイッター)を更新しました。この中で、タレントの中居正広氏と元フジテレビアナウンサーを巡る性的トラブル事案について、自身がこの事案を「失恋事案」と表現したことを否定し、その意図を訂正しました。

「男女の気持ちの行き違いの事案」と説明

橋下氏は、5月14日放送の関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した際、この事案に関して中居氏側から話を聞いたことを明かし、「当日の状況を見てもらえれば、こういう風に『性暴力』だとか、少なくともこれだけ社会的制裁を受けるような話ではない、と、感じる人も僕はすごい増えると思う」と発言していました。

その後、「週刊文春」からの取材に対し、5月22日にXで回答全文を公開。その中で、法律家としての評価として中居氏の行為は「性暴力」にあたらないと結論付けました。また、中居氏の性暴力が認定された第三者委員会に言及し、いわゆる「失恋事案」においても、後から相手方女性が意に反していたと主張しただけで、社会的制裁を受ける可能性に触れる文脈で「最も厳しい制裁が加えられることにもなりかねない」と記載していました。

元アナウンサー側からの懸念と橋下氏の反論

一方、「週刊文春」は6月4日、ウェブサイト上で、元フジテレビアナウンサーが「橋下徹さんの『失恋事案』発言が独り歩きして、誹謗中傷、脅迫が止みません」と訴えていると報じました。

これに対し、橋下氏は6月4日の投稿で元アナウンサーの訴えに反論。「僕は本件自体を失恋事案とは言っていない。男女の気持ちの行き違いの事案だと」と明確に述べ、自身の発言の意図を訂正しました。

橋下徹氏がXで中居正広氏らの事案に関する自身の発言について説明する様子橋下徹氏がXで中居正広氏らの事案に関する自身の発言について説明する様子

「第三者委員会よりも、よほど的確に評価できる自信はある」

さらに橋下氏は、自身の「失恋事案」という言葉の使用について、「相手方の内心だけで不同意・同意を決めれば失恋事案でも後に責任追及を受けてしまうと一般論を言ったまで」と説明しました。その上で、女性側が橋下氏が中居氏側からの事実しか聞いていないと言っていることに対し、「そうであれば女性側から事実を聞いてもいい」との意向を示しました。

橋下氏は、「中居さん側、女性側から事実を聞いて、性暴力にあたるかどうか判断したい」と改めて述べ、その判断能力について「フジテレビ第三者委員会よりも、よほど的確に評価できる自信はある」と主張しました。

この橋下氏の一連の投稿に対して、一部のXユーザーからは「女性側の主張聞かずに言ってたのか」「あなたがこの件に何が関係ある立場の人なんでしょうか?」といった疑問や批判的な声も寄せられています。橋下氏は、自身の法的な見解に基づき、事案全体をより正確に評価したいとの立場を改めて示した形です。

Source link