秋篠宮家の長女、小室眞子さんに第一子が誕生したと宮内庁が公表したのは、5月30日。ウェブ媒体で、5月22日に小室夫妻が仲良くベビーカーを押す姿とともに出産を報じてから、1週間以上も経過していた。新しい命が生まれる“慶事”ではあるにもかかわらず、どこかモヤモヤが残る眞子さんの第1子誕生公表の顛末。象徴天皇制も詳しい名古屋大学准教授・河西秀哉氏は“こじれた”という印象を受けると話す。
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小室眞子さんに第一子が誕生したという“事実”は、秋篠宮さまとご家族を支える「皇嗣職」トップの吉田尚正皇嗣職大夫が、5月30日定例記者会見で明らかにした。
その約1週間前の5月22日、週刊誌「女性セブン」を発行する小学館が運営するウェブ媒体「女性セブンプラス」が「小室眞子さんが第一子を出産、圭さんがパパに!」と報じていた。報道された“家族写真”からは、ゆったりした服の眞子さんとベビーカーを押す小室圭さんの幸せそうな様子がうかがえた。
第一子誕生というおめでたい話だが、吉田尚正皇嗣職大夫は「一部メディアで報じられたこともあり、お知らせすることとした」と、生まれた日時も性別も明かされず「第一子」と発表しただけだった。
モヤモヤが残る“異例”の公表だが、このことについて名古屋大学准教授・河西秀哉氏は「後手後手だった」と“こじれた”印象を抱く。眞子さんのように皇室を離れた方の出産に関して、「これまで公表してこなかったわけではない」と河西氏は続ける。
「皇室を離れた方でも、近いところでは高円宮家の三女の守谷絢子さんは3人の男児を出産されたときに、宮内庁は普通に“お生まれになりました”と公表しています。一方、眞子さんの第一子誕生の公表の報道について、SNSなどでは『そんなことを報じるのはおかしい』という声もありましたが、いままでは公表してきたわけです。ただ、今回は後手後手で、“報道されたから(仕方なく)公表した”というスタンスに見える」