人気グループtimeleszのメンバーである篠塚大輝(23)が、11月18日に放送された朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)での生出演中に披露した自作ギャグが「不謹慎だ」として、SNS上で大きな批判を浴び、炎上騒動となっています。爽やかな朝の番組には相応しくない内容だったとの声が多数上がっています。
篠塚は、11月度のマンスリーエンタメプレゼンターとして、5日、12日、そして最終日となる18日に番組に出演していました。問題のギャグは、番組のエンディングでマスコットキャラクターのめざましくんから「最後に一発ギャグをお願い」と振られた際に飛び出しました。
「おじいさんにトドメ!」ギャグの内容とスタジオの反応
篠塚は童謡『大きな古時計』の替え歌を歌い始め、「今はもう動かない、おじいさんにトドメ!」と歌い上げながら、殴りかかるようなアクションを披露しました。直後、スタジオは一時的に凍りつき、隣にいた番組MCの伊藤利尋アナウンサー(53)は、篠塚の肩を抱きながら「これで終わりでいいのか〜!?」と叫んで番組は幕を閉じました。
このギャグに対しては、笑いが起きなかったこと以上に、そのバイオレンスを連想させる内容が朝の番組に不適切であるとの声が視聴者から殺到しました。SNS上では、特にX(旧Twitter)で「篠塚大輝」がトレンド入りするほどの大きな反響を呼びました。
timeleszの篠塚大輝、公式インスタグラムからの写真
視聴者からの厳しい批判と懸念
SNSに寄せられたコメントには、篠塚のギャグに対する強い不快感と批判が多数見られます。
- 「篠塚大輝って祖父おらんのか? じいちゃんを殴ってトドメとか何も面白くない。不快すぎるわ」
- 「え? 今何て歌った?…え? あーぁ…多分これはもう呼ばれないな笑 って思った一瞬の出来事だった笑 スタジオの空気が一瞬で変わったのが伝わったんだが」
- 「大きな古時計の替え歌で歌ってたけど、どういう気持ちでやってんの? テレビでやる事じゃなくない? 伊藤アナ必死でフォローしてたし、アナウンサー可哀想」
- 「さっき、めざましテレビのラストに篠塚さんが歌ってた「大きな古時計」の替え歌、私は知らなかったからちょっとショック。高齢者を狙った強盗事件が増えてるのにこんな替え歌、不謹慎な気がしました」
これらの意見は、ギャグの内容が特定の世代への配慮を欠いている点や、最近社会問題となっている高齢者を狙った事件を想起させかねない点に、特に懸念が集中していることを示しています。
制作側の責任と今後の課題
篠塚は人気アイドルグループのメンバーであり、お笑い芸人ではないため、ギャグが「スベる」こと自体は仕方がないとされています。しかし、その内容が「不謹慎」であったことが、視聴者の反発を招く最大の要因となりました。多くの視聴者が、即座に「これはまずい」と感じたことでしょう。伊藤アナウンサーの素早いフォローも、その場の空気を和らげようとする必死の試みだったと推測されます。
一方で、今回の炎上騒動は篠塚だけの責任ではないという見方も出ています。『めざましテレビ』の公式Xでは、番組放送前日の11月17日に、篠塚が最終日に自作ギャグを披露すると告知していました。動画では、篠塚が「まずは噛まない」「1回、拍手笑いを起こす」と意気込みを語る姿が公開されており、制作サイドがギャグの内容を事前にチェックしていた可能性が高いと指摘されています。
もし制作サイドが内容を把握していたにもかかわらず放送されたのであれば、番組側の判断も問われることになります。マンスリーエンタメプレゼンターとしての最終出演日を、思わぬ形で記憶に残す結果となってしまったことは、篠塚個人だけでなく、番組全体にとっても今後の企画や内容チェック体制を見直すきっかけとなるでしょう。今回の件は、テレビ番組における表現の自由と、視聴者の感情への配慮というデリケートなバランスがいかに重要であるかを改めて浮き彫りにしました。
参照元: news.yahoo.co.jp




