2018年のデビュー以来、「ぶっちぎり透明感の王道美少女」というキャッチコピーでセクシー女優として業界の頂点に立ち続ける河北彩伽(26)。圧倒的なプロポーションを武器に、日本のみならずアジア各国で多くのファンを魅了してきた彼女が、この度アーティスト「萌名(もえな)」として新たな挑戦を本格的に開始した。なぜ歌手活動へと舵を切ったのか、その真意と未来への覚悟について、本人が率直に明かした。
アーティスト「萌名」として活動を開始した河北彩伽さんが笑顔を見せるポートレート写真
歌手活動を始めた理由
萌名さんは、自身がこれまでの人生で「歌に救われてきた人間だった」と語る。以前、女優たちが歌を披露するライブ形式のイベントに呼ばれた際に、初めて人前で歌唱した経験がきっかけの一つとなった。その時は極度に緊張し、観客席を全く見られなかったという。
この経験を経て、少しでも聞く人に勇気を与えられるようなものを作りたいという思いが芽生えた。「音楽は本当に人を救ってくれる力があるから、私も誰かの心に何かを届けられたらいいなって思ったんです」と、活動開始の動機を説明した。
もともと歌が好きだったわけではなく、大学生になってから好きになったという意外な過去も明かした。小さい頃は自分の声も好きになれず、歌うことも嫌いだったが、カラオケに行き始めて友人から「上手だね」と褒められたことが嬉しく、歌への苦手意識がなくなった。特に西野カナさんの楽曲は自身の世代に「ガッツリ」響き、今でもよく聴くほど大好きだと話した。
女優活動と演技への新たな目覚め
アーティスト活動において、これまでの女優活動が活きているかという問いに対しては、「歌手活動に関しては正直あまりないんです(笑)」と回答。しかし、ドラマ仕立ての作品で演技をする機会があり、最初は全くダメだったものの、徐々に違う人物になりきることに楽しさを感じるようになったという。これが本格的に演技をやってみたいと思うようになったきっかけとなった。
昨年、台湾で映画主演の話が舞い込んだというエピソードも披露した。その話を聞いた時は非常にワクワクしたが、実際は「恋愛シミュレーションゲーム」の撮影だったと明かし、笑いを誘った。同じシーンで異なるセリフを何度も撮り直す中で「あれ、なんかおかしいぞ」と感じ、台本にないセリフの多さに驚いたという。ゲーム映像の撮影だったことは予想外だったが、一つの役柄に2週間もの時間をかけて向き合った経験は初めてで、非常に楽しかったと振り返った。この思いがけない体験が、演技への新たな興味を深める良い経験になったと語った。
未来への目標と覚悟
歌手活動や演技の仕事を進める上での具体的な目標についても言及した。現在、田中みな実さんやMEGUMIさんの演技指導も手掛けたことのある先生からレッスンを受けていることを明かした。
その先生から「この業界から初めてアカデミー賞女優をつくる」という言葉をかけられたという。これは非常に難しい挑戦であることは理解しているが、それを自身の大きな目標にしたいと考えている。
過去に比べて、自身の属する業界から他の分野で活躍する先輩が増えており、心から尊敬していると述べた。自身もそのような先輩たちに続き、「自分らしさを大切にして頑張りたい」と、今後の活動への強い覚悟を示した。