【AFP=時事】ロシア西部チュバシ共和国の当局は9日、ロシアの電子部品を生産する主要工場の一つがウクライナ軍のドローン攻撃を受け、操業が一時停止したと発表した。
ロシア側は迎撃したドローンの破片が工場施設に落下したとしているが、ウクライナ側は工場を直撃したと主張している。
モスクワの東方約600キロに位置する同共和国の首長オレグ・ニコラエフ氏は「今朝、チュバシアでドローンを使用しようとしたウクライナの試みが検知された」とテレグラムに投稿。「ドローン2機がVNIIR工場の敷地内に墜落した」と発表した。
負傷者はいなかったが、「従業員の安全を確保するために生産を一時停止を決定した」と述べた。
一方、ウクライナ軍の参謀本部は声明で、イラン製攻撃型ドローン「シャヘド」用の「アンテナ製造を行っている軍事産業複合施設」を標的にしたと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News