ロシアが「5年以内にNATOへの攻撃準備整える可能性」 事務総長


 ルッテ氏はスターマー英首相と会談した後、英シンクタンク「王立国際問題研究所(チャタムハウス)」で演説した。

 5日のNATO国防相会合で大筋合意した、加盟国の防衛費を防衛関連費と合わせて国内総生産(GDP)比5%に引き上げる目標について、24~25日のNATO首脳会議で合意するとの見通しを示した。ただ、目標達成の期限については明言を避けた。

 ルッテ氏はロシアについて、中国、北朝鮮、イランと手を組んでいるとして「中国の技術を使って軍隊を再編し、私たちの予想以上の速さで兵器を製造している」と指摘。今年だけで戦車1500両、装甲車3000両、弾道ミサイル「イスカンデル」200発を生産する見込みだと語った。

 また、中国も「軍の近代化と拡張を驚異的なスピードで進めている」と強調した。そして「自由と民主主義に敵対する勢力は、腰を据えて長期的な対立に備え、私たちを支配し、分断しようとしている」と警告した。【ロンドン福永方人】



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