自民党第2派閥の竹下派(平成研究会、54人)会長で病気療養していた竹下亘元総務会長が28日、同派の会合に出席し、1月に食道がんを公表して以来、約11カ月ぶりに公の場に姿を現した。
竹下氏は「一時は命の覚悟もしたが、ようやく第一歩を踏み出すことができるようになった」とあいさつ。「もう失うものはない。真正面から歩き続けていきたい」と活動再開に意欲を示した。
会合後、竹下氏は記者団に、来年の通常国会から本格復帰する意向を示した。また、12月11日に東京都内で開かれる吉田博美・自民党前参院幹事長のお別れの会にも出席するという。