来来亭 浜松幸店で異物混入発覚、無期限休業へ 背景にX投稿と店主の対応

大手ラーメンチェーン店「来来亭」は、2024年6月10日に浜松幸店の無期限臨時休業を発表しました。この決定は、店舗で異物混入の事実が確認されたことによるものです。休業発表の翌日、対応に追われる店長がメディアの取材に応じ、詳しい経緯を説明しました。今回の件は、飲食業界における衛生管理とSNSでの情報拡散の影響を示しています。

この騒動の発端は、6月9日午後2時頃にX(旧Twitter)に投稿された一本の動画でした。動画には、提供されたラーメンのチャーシューの上に虫のようなものが複数動いている様子が捉えられており、投稿者は「昨日来来亭でラーメンを食べようとしたらウジ虫が…お気に入りの店だったので残念です」とコメントしました。その後、投稿者は店舗側から状況審査と原因調査を行うとの連絡を受けたと投稿し、「審査が完了するまで非表示にしてください」との要請に応じ、当該動画を削除しました。

臨時休業が発表された翌日、浜松幸店には保健所の職員が調査のため出入りしていました。この店に15年間で年に数回訪れているという30代の男性常連客は、店舗の様子について語りました。彼は「15年ほど前に開店して以来、いつも大行列ができるほどの人気店でした。特にランチや閉店前は駐車場も常に満車で、歩道にまで行列ができるほどです」と述べ、店の活況ぶりを説明しました。店内の清潔さについては「普通のラーメンチェーン並みで、特別にきれいなイメージはないが、汚いと思ったこともない」とし、長年通っている店でウジ虫のようなものが混入したことには「想像もしていなかったから本当に驚いた」と困惑を示しました。

来来亭の店舗運営は、一般的なフランチャイズ形式とは異なり、下積みを経て独立した店長が「来来亭」の看板を使用する「のれん分け」制度を採用しています。今回の浜松幸店も、この制度で独立した店舗です。疲労の色を見せていた中年の男性店長は、保健所職員への対応を終えた後、記者の取材に約1時間、雨を凌げる軒下で誠実に応じ、一連の出来事の経緯について説明しました。

来来亭 浜松幸店 店主と異物混入に関する公式発表来来亭 浜松幸店 店主と異物混入に関する公式発表

現在、来来亭浜松幸店は異物混入の事実を受け、無期限の臨時休業に入っており、保健所による原因調査が進められています。店側は事実を公表し、店主が直接取材に応じる姿勢を見せており、今後の調査結果と対応が注目されます。

[Source link](https://news.yahoo.co.jp/articles/5dedee88e31f1b8999808b1a02c19e84bd73bd3c)
[Source link](https://www.news-postseven.com/archives/20250612_2046298.html?IMG_ENT&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=imagepage_link)