国民民主党が7月の参院選全国比例に擁立を決めていながら、急転して11日に公認取り消しとなった山尾(本名・菅野)志桜里氏が12日、自身のSNSに声明文を掲載し、同党から離党することを発表した。
山尾氏は「両院議員総会での公認取消決定について」と題した文書を掲載し、経過や思いなどをつづった。
2024年末に玉木雄一郎代表から誘われて出馬を決意したことなどを明かした上で、公認取り消しについては「大変残念です」と率直な思いを明かした。今年の4月23日に公認が決定したものの、同日の発表会見は先送りに。「愛知県連所属国会議員からの強い懸念」などもあり、発表の先送りが複数回あったという。
5月14日に候補者として発表された。しかし、会見は延び延びになり、結局6月10日に決定。この時点で“空気”は変わっており、玉木代表、榛葉賀津也幹事長の同席を要望したが「辞退会見であれば同席する」という答えだった。
この10日の会見直後に公認取り消しが決定したことは「正直驚きました」とコメント。執行部主導での出馬要請だったにも関わらず、両院議員総会で取り消しを決定した点に「違和感がありました」と疑問を投げかけた。自身の問題点などについて、事前に選対面談が行われなかったことにも「違和感」があるとした。
国政への揺るがぬ思いを示した上で「国民民主党には感謝しつつ、その統治能力には深刻な疑問を抱いておりますので、今後は一線を画させて頂ければと思っております。」と逆に三くだり半。「国民民主党には離党届を提出いたしました。」と報告した。
(よろず~ニュース編集部)
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