もう滅茶苦茶…「海外作品に100%の関税」のトランプ発言にハリウッド大混乱 3人の有名俳優を突然“特別大使”に任命も


【写真を見る】トランプが「ハリウッドの特別アンバサダー」に任命した「3人の有名俳優」

 ***

「ハリウッドの特別アンバサダー」に任命された「トランプ派俳優」たち

 何の前触れもなく飛び出したその爆弾発言に、当時、ハリウッド関係者は驚愕し、パニックに陥った。5月に開催されたカンヌ映画祭でも、ウェス・アンダーソン監督や、ロバート・デ・ニーロなど業界の大物が、疑問や批判の声を上げている。

 トランプがソーシャルメディアでその宣言をした直後、ホワイトハウスは「詳細はこれから詰める」とフォロー。しかし、関税に関するニュースが毎日のように出続けているというのに、映画製作に対する関税案については、今日に至るまで何のアップデートもないままだ。

 やはりこれは、仲の良いハリウッド俳優ジョン・ヴォイトの提案をきっかけに、トランプが急に思いついた、本気度のかなり薄い発言だったようである。

 選挙で常に民主党の候補者をバックアップし、選挙で勝っても自分をばかにしたり、批判してきたりするハリウッド関係者は、トランプにとって憎き存在。そんな中でも堂々と自分を支持してくれたヴォイトや、シルヴェスタ・スタローン、メル・ギブソンを、トランプは「ハリウッドの特別アンバサダー」に任命した。

 彼ら3人にとっても寝耳に水の任命で、求められている役割はまるで不明。おそらくトランプの一番の目的は、自分の味方をしてくれた彼らを特別扱いし、ハリウッドに当てつけをすることだったのだろう。



Source link