NHK党・立花氏、応援候補が落選したら「政治家引退」と表明 にわかに注目の尼崎市議選


【写真】応酬を繰り返すN党・立花孝志氏と記者の望月衣塑子氏

「政治家を引退する。その覚悟で尼崎市の選挙に臨んでいる」

立花氏は今月9日、自身のユーチューブチャンネルを更新。「NHK党立花孝志政治家【引退】します。尼崎市議会議員選挙でNHK公認で斎藤元彦知事応援している候補が落選したら」とするタイトルの動画を投稿し、尼崎市議選で同候補者が落選した場合の対応について説明。当選しなかった場合「その時点で政治家を引退し、もう参議院選挙に立候補しません」と話し、同候補者への投票を呼び掛けた。

また、候補者が当選した場合でも、今夏の参院選で「NHK党が国政政党に復帰できない場合、かつ立花が兵庫選挙区で落選した場合もやめる」と発言している。

一方、立花氏は12日にもユーチューブチャンネルを更新し、NHK党の党員が尼崎市議選の候補者の支持を呼び掛けるためX(旧ツイッター)に有料の広告費用を支払ったとして、公職選挙法に抵触する行為があったと謝罪。既に兵庫県警尼崎南署に状況を申告したとし、当選しても無効になる可能性があるとしつつ、今後も同市議選での選挙運動を続ける意向を示した。

立花氏によると、同市議選投開票前日の14日には、尼崎市内と大阪市内の2カ所で街頭演説を予定しているという。

尼崎市議選(定数42)は8日告示され、56人(男性36人、女性20人)が立候補。15日に投開票される。

立花氏は、昨年11月の兵庫県知事選で自身の当選を目指さずに、結果的に再選された斎藤元彦氏を応援する目的で立候補する「2馬力選挙」を展開。街頭演説や交流サイト(SNS)上で斎藤氏の疑惑告発文書問題を追及していた県議会議員や、文書の作成者である元兵庫県西播磨県民局長=昨年7月に死亡=を批判し、SNS上での誹謗(ひぼう)中傷へと発展した。

今月4日には、疑惑告発文書問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)委員長を務めた奥谷謙一県議をSNS上で中傷するなどしたとして兵庫県警が名誉毀損(きそん)と脅迫、威力業務妨害の疑いで立花氏を書類送検している。



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