玉川徹氏、生放送で政治部記者を一喝 スタジオ凍結10秒『モーニングショー』騒然

16日朝に放送されたテレビ朝日系の情報番組「モーニングショー」で、同番組でおなじみのコメンテーター玉川徹氏が、政治部官邸キャップの千々岩森生氏に対し厳しい言葉を発し、スタジオに異例の緊迫した空気が流れ、ネット上でも大きな話題を呼んだ。このやり取りの後、スタジオが約10秒間静まり返る「無音」の状態となり、「放送事故かと思った」「物凄い空気に」「今日のモーニングショーは凄い」といった声がSNSに多数投稿された。

この緊迫した場面の発端となったのは、石破茂首相が国会で、政府として検討していないとしていた全国民への給付金2万円について、わずか2日後に実施を表明した件に関する議論だった。玉川氏は政府の対応を厳しく批判。これに対し、千々岩氏は石破首相の説明を「相当無理筋な説明」と認めつつも、「政府の政策は、決まるまで言えない部分がある。検討していると言った瞬間に(情報が)ぶわーっと走りますから」と、政府側の立場を説明しようとした。

千々岩氏の説明に対し、玉川氏は強い口調で「政治部たちがそれ認めちゃだめなんだよ!」と指摘。千々岩氏が「玉川さん、それは百も承知で…」と返しかけようとすると、玉川氏は言葉を遮るように「百も承知だったらそんなこと言わないほうがいいと思うよ」とぴしゃりと言い放った。

この玉川氏の言葉に、スタジオは一瞬で静まり返り、場の空気が凍り付いた。わずかに咳払いの音だけが響く中、誰も言葉を発することができず、約10秒間の沈黙が続いた。千々岩氏が司会の羽鳥慎一アナウンサーの方を見ると、しばらくして羽鳥アナが「いいですか?」と玉川氏に問いかけ、玉川氏が「はい」と応じて、ようやく番組は緊迫した空気の中で再開された。

緊迫したモーニングショーのスタジオで司会を務める羽鳥慎一アナウンサー緊迫したモーニングショーのスタジオで司会を務める羽鳥慎一アナウンサー

この異例の放送中の出来事に対し、インターネット上ではすぐさま反応が相次いだ。「玉川徹さん、マジすごい迫力だった!」「空気悪すぎてw」「玉川さん、テレビ局批判し凍りついていた」「玉ちゃん怒ったぞ」「玉川さんキレッキレだな」といった、玉川氏の気迫に驚く声が多く見られた。また、「今日のモーニングショーは凄いな…スタジオが凍りつく」「あんなにシーンとした場面 初めて見た」「今、すげえ空気になったなあ」「凍った」など、スタジオの沈黙と緊張感を指摘するコメントや、「ん?今、放送事故?」「放送事故 スタジオ静まりかえる」「玉川が突然ブチギレたから一瞬集中できんくなったw」「ものすごい空気に…なってるぅ~」といった驚きの声も多く投稿され、この日の「モーニングショー」が視聴者に与えた衝撃の大きさがうかがえた。羽鳥アナが沈黙を破って番組を再開させたことについても、「羽鳥さんすら、フォローできなかったなぁ」といった反応が見られた。政治とメディアの関係、そして生放送ならではの緊張感が浮き彫りになった一幕となった。

参考資料:
https://news.yahoo.co.jp/articles/f79a9babb73e9b9bbf9393ab4a3e08ddb907464e