6月の第3日曜日は父の日。歌手・女優のすみれが、父・石田純一との親子関係を語った。幼少期の印象、不倫騒動後の変化、自身が母となり感じることなど、率直に明かした。
幼少期「レアキャラ」だった父、ハワイ移住の理由
すみれは、幼い頃の父について「レアキャラだった」と振り返る。忙しい父はいつも遅い時間に帰宅が多かったそうだが、「一緒にお風呂に入ったり、パパといるとハッピーなイメージがあった」と楽しい思い出も語った。しかし、不倫騒動を機に7歳で母・松原千明とハワイへ移住。幼少期に父と過ごす時間は限られた。正直、父に不満や怒りを感じた時期もあったという。
関係の変化:大人になって理解し合えるように
大人になり、互いの立場や事情を理解し許すことができた。今はとても仲がいい。芸能界の先輩としても尊敬しており、アドバイスは「自分らしく」。人柄は全く偉ぶらず、裏表がない人だと語り、時に誤解されるのもその飾らない人柄ゆえだと分析した。
父の日を前にインタビューに応じるすみれ
「人数が多いほどハッピー」多様な家族の形
石田純一はこれまでに3回の結婚を経験し、すみれを含め5人の子どもがいる。現在の妻である東尾理子とは年齢が近く、「少し上のお姉ちゃんみたいな感じです。子どものことなどでもアドバイスをもらう」と良好な関係性を明かした。「The More the Merrier(人数が多いほどハッピー)」という言葉があるが、まさにその通りだと感じているそうだ。ただし、父には「今の家族は絶対に見失わないでね」「次はもうないよ」と冗談交じりに伝えているという。
自身も母になり、父へ願うこと
自身も母となり、家族の尊さをより感じる。父には「パワフルなので100歳まで生きて、私の子どもの成長を見守ってほしい」と願う。「天真爛漫な父でいてほしい」とも語った。
父の日にあたり、すみれが語ったのは、複雑な背景がありながらも、互いを理解し歩み寄ることで築かれた石田純一との温かい親子関係だ。過去を乗り越え、今深い絆で結ばれた父への感謝と、今後の幸せを願う気持ちが伝わる。
すみれ プロフィール
1990年、東京都生まれ。ハワイ育ち。16歳でモデルデビュー。米・カーネギーメロン大学演劇科に進学後、2011年に女優・歌手として本格的に活動開始。’14年『HAWAII FIVE-0』で全米ドラマデビュー、’17年、映画『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』でハリウッド映画デビュー。日本でも女優、歌手、タレントとして活躍中。