フジと日テレ アナウンサー特番の背景

フジテレビで表面化した問題が、テレビ局とアナウンサーの関係に影響を与える中、両局で特番が放送されている。なぜフジの対応は分かりづらいのか。テレビ解説者・木村隆志氏分析で深掘りする。

フジテレビのアナウンサー問題を背景に特番に出演したベテランの伊藤利尋アナウンサーフジテレビのアナウンサー問題を背景に特番に出演したベテランの伊藤利尋アナウンサー

日テレ「テッパンアナ大集合SP」

先日、『千鳥かまいたちゴールデンアワー』で日本テレビ系アナウンサー41人集結特番「全国テッパンアナウンサー大集合SP」放送。水卜麻美・羽鳥慎一氏ら出演、アナの「あるある」・特技披露。「ベスト・オブ・テッパンアナ」決定。

フジ「さんまの推しアナGP」は見送り

対照的に、フジテレビの看板特番『さんまのFNSアナウンサー全国一斉点検』をリニューアルした『さんまの推しアナGP』は、一連の騒動を受け今年の放送が見送られた。

騒動下で放送されたフジ他特番

しかしフジは騒動下にも関わらず、日テレ特番直後に『呼び出し先生タナカ』で「優等生アナNo.1決定戦」放送(他局出身アナ含む)。また3月『ネプリーグ』でも同様企画放送。当初1月予定が延期も、記者会見と同日予定から約2ヶ月後に放送された。

フジのアナウンス室独立改革

フジは第三者委報告を受け「編成・バラエティ部門を解体・再編 アナウンス室を独立へ」との改革案発表。編成・制作とアナの従属関係なくし、立場・意思尊重のためで、コーディネーター制度創設も。

フジの方針、分かりづらい

フジは特番放送・見送りが混在、組織改革も。視聴者には「アナをどう扱うか」方針一貫せず分かりづらい状況。

なぜ日テレはこの時期に特番を?

こうしたフジテレビの状況を知るはずの日テレが、なぜこの時期に大規模アナウンサー特番を行ったのかも、疑問として残る点だ。

まとめ:テレビ局とアナウンサーの今後

騒動を経てフジのアナウンサー特番対応は混乱、改革も進む中で方針不明瞭。日テレの動き含め、テレビ業界におけるアナウンサーの役割と位置づけは変化の時を迎えている。

参照元

Yahoo!ニュース (NEWSポストセブン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a9cafab4143e7500676b2bdf6c6b9c1bd398e08