経済アナリストの森永康平氏(40)が17日、文化放送の定例会見のゲストコーナーに出演。今年1月に死去した父で経済アナリストの森永卓郎さん(享年67)について語った。
【写真あり】森永卓郎さん長男・康平氏 最後に父とかわした言葉「最後としては、結構いい言葉だったかなと」
父にかなわないところとして、「亡くなる当日まで仕事をしてたっていう人は見たことがない。“最後までやり抜く”って言うことは簡単ですけど、やれるかってことに関してはかなわないと思います」と語った康平氏。卓郎さんは亡くなる前日までニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)や文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)にリモート出演していた。
卓郎さんが亡くなった当日の朝を振り返り、康平氏は「ニッポン放送の番組に出るか出ないかというところがあって…」と説明。「放送直前に電話でつないでMCの方と親父でしゃべってもらったんですけど、ちょっと会話もろくにできていないような感じだし。さすがに朝からリスナーさんにそれを聞かせるとショッキングかなっていうのもあって、局の判断で出なかったんですけども。直前まで電話つないで出ようとしてました」と打ち明けた。
息を引き取ったのは、その電話の約4時間後。「お医者さんに後から聞いたんですけど、それぐらいになると脳に血がほとんど回ってない状況らしく。意識とかも混濁するのが普通らしいんですけど」と話した。
康平氏は当日、スタジオで父の肉声を聞いていたと明かし「お医者さんも普通では考えられないですねって言ってたんで。それだけ仕事に対する向き合う力って言うのは凄いなと。珍しく見習わなきゃと」と語っていた。