先週、インドで起きたエア・インディア機の墜落事故で、アメリカメディアは捜査関係者の話として、事故機は墜落前に緊急パワーシステムが稼働していたと報じました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、18日、エア・インディア機の事故で、捜査当局は、墜落の際に、緊急パワーシステムが作動していたと見ていて、離陸時に事故機のエンジンが適切に機能したかどうか疑問が生じていると報じました。
墜落したエア・インディアのボーイング787型機には、「ラム・エア・タービン」と呼ばれる緊急パワーシステムが搭載されていて、飛行中に2基あるエンジンが両方とも故障したり、3つある油圧の圧力全てが低下した場合、自動的に稼働します。
また、ウォール・ストリート・ジャーナルは関係者の一部の話として、事故機の残骸から機体の揚力をコントロールするフラップや、飛行を制御する機器などは、離陸用に設定されていたことが判明したと報じています。
捜査関係者は、エンジンや油圧などの問題が、緊急パワーシステムを作動させたかどうか確認していないとしたうえで、捜査は継続中であるとしています。
テレビ朝日報道局