現在、タレントの中川翔子氏に持ち上がっている「Nintendo Switch2」の転売購入疑惑が、世間の注目を集めている。この騒動において、編集者の箕輪厚介氏が「僕があげた」と発言したかと思えば、わずか数時間後にはそれを訂正するという、二転三転する状況が波紋を広げている。
中川翔子氏「Switch2」購入騒動の経緯
事の発端は6月8日、中川氏が自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画だった。動画内で中川氏は、当時品薄状態だったNintendo Switch2を「買えたよ!」と喜びとともに発表し、開封する様子を公開した。しかし、動画に映り込んだ商品のパッケージや緩衝材のレシートを見た視聴者から、「転売品を購入したのではないか」という憶測がSNSを中心に囁かれ始めた。
これに対し、中川氏は自身のXアカウントで《絶対にフリマサイト、転売ヤーから買ってません》と疑惑を強く否定した。だが、その後の6月17日に配信された『FRIDAYデジタル』の取材では、抽選に当選した友人から妊娠祝いとして譲り受けたものであることを明かした。この「買えたよ!」という動画での発言と、「友人から譲り受けた」という後の説明の間に矛盾が生じたとして、中川氏のSNSリテラシーの低さや説明の変遷に対する批判の声があらためて高まった。
箕輪厚介氏の登場と二転三転する証言
こうした状況の中、突然、編集者の箕輪厚介氏が自身のYouTubeチャンネルで「僕が(Switch2を)あげた」と告白した。箕輪氏は、自身がSwitch2の抽選に当選したものの、使う予定がなかったため「しょこたんにあげた」と説明した。この発言は、中川氏が「友人から譲り受けた」と説明したことと整合性が取れるかに見えた。
しかし、箕輪氏がこの動画を公開したわずか7時間後、「【本気の謝罪】Switch2を譲渡してませんでした!」と題した新たな動画をアップし、前言を撤回した。約1分半のその動画によれば、中川氏にSwitch2を譲渡した事実はなく、自身が抽選に応募したこともないという。箕輪氏はウソの動画を公開したことについて「良かれと思ってやった行動が全部裏目に出てしまいました」と釈明し、謝罪した。
タレント中川翔子氏と、Switch2騒動で発言が注目される編集者・箕輪厚介氏
実は、箕輪氏が当初の「僕があげた」動画を公開した際、ネット上ではさっそく“矛盾点”が指摘されていた。現在販売されているSwitch2には、本体単体のモデルと、ソフトが同梱されたセットモデルがいくつか存在する。中川氏が動画で公開したのはソフト同梱版セットだったが、箕輪氏はかつてXで当選報告をしていた際、ソフトが同梱されていないモデルが当たったと投稿していたのだ。そのため、「箕輪氏が嘘をついているのではないか」という指摘が相次いでいた。結果的に、箕輪氏が以前報告していた当選自体が誤りであったということのようだが、この過去の投稿も、今回の二転三転する証言に疑念を抱かせる要因となった。
ネット上の反応と騒動の行方
箕輪氏のわずか数時間での発言撤回と謝罪に対し、ネット上では驚きや呆れ声が広がっている。「箕輪厚介氏は売名だったっていうこと?すぐに訂正謝罪してるから、妊婦だから庇おうみたいなことでもなく、ただの嫌な人じゃん」「この人なにがしたいのか全くわからん」「あれを良かれと思うってバカなの」といった厳しいコメントが多数投稿され、箕輪氏の行動の真意を問う声や批判が集まっている。
一時は鎮静化に向かうかと思われた中川氏の「Switch2転売購入騒動」は、箕輪氏の不可解な行動と矛盾する証言によって、あらぬ形で再び燃え広がってしまった形だ。一連の出来事における真の経緯や、それぞれの発言の裏にある事情は、依然として不透明なままである。
【参考情報】
- Yahoo!ニュース (FRIDAYデジタル)
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