JR東海は18日、紀勢線の男性運転士(32)が列車の緊急停車を繰り返したと発表した。乗客約30人にけがはなかった。
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同社によると、運転士は17日午後1時半ごろ、多気発亀山行きのワンマン普通列車で乗務中、徳和駅(三重県松阪市)を発車直後に非常ブレーキで停止。運転士は乗客からの指摘で気付いたという。また、約40分後には高茶屋駅(津市)で所定位置を約70メートル過ぎて非常ブレーキで停止した。
いずれも運転操作が一定時間なかったため、安全装置によって非常ブレーキが作動した。運転士は「記憶が無い」などと話しており、同社は健康状態の確認などをするという。
朝日新聞社