イラン有力国会議員、反撃手段としてホルムズ海峡封鎖の可能性に言及


北のイランと南のオマーンの間に位置するホルムズ海峡は、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートといったペルシャ湾岸産油諸国の最重要輸出ルートとなっており、世界で1日当たり消費される石油の約20%、1800万バレル前後が同海峡を通過している。

イランのメフル通信は、国会の国家安全保障委員会に属するベーナム・サエディ議員が「イランには外敵に対抗するさまざまな手段があり、状況に応じてそれらの選択肢を使う。ホルムズ海峡封鎖はそのうちの1つだ」と語ったと伝えた。

メフル通信によると、別の国会議員のアリ・ヤスディカー氏も「米国が正式かつ作戦的に参戦してシオニスト(イスラエル)を支援するなら、米国と西側諸国に圧力をかけ、石油貿易の円滑な取引を妨害するのはイランの正当な権利だ」と主張した。

さらにヤスディカー氏は「イランの敵はわれわれがホルムズ海峡を危険にさらすための数多くの方法を持っていると十分承知しており、この選択肢はわれわれにとって実行可能だ」と述べた。



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