STARTO ENTERTAINMENTは11月30日、公式サイトにて、廃業予定の「株式会社TOKIO」とのエージェント契約を12月末で終了することを発表しました。この発表は、長寿人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の今後に対し、ファンの間で大きな不安の声が広がっています。旧ジャニーズグループTOKIOを取り巻く状況が刻々と変化する中、番組の未来に注目が集まっています。
株式会社TOKIOは、旧ジャニーズの5人組グループ・TOKIOのメンバーであった城島茂(55)、国分太一(51)、松岡昌宏(48)の3人が、山口達也氏と長瀬智也の脱退を経て、グループを会社化する形で2021年4月に発足しました。以来、同社は多岐にわたる事業を展開し、TOKIOの活動を支えてきました。しかし、この数ヶ月間で、その状況は大きく変化しています。
TOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏
国分太一のコンプライアンス違反と会社の廃業決定
今年6月20日、日本テレビは国分太一に過去のコンプライアンス違反があったことを公表し、『鉄腕DASH』からの降板を発表しました。同日には国分の無期限芸能活動休止も発表され、さらにTOKIOは同月25日に解散。株式会社TOKIOも、手続きと関係各所への説明を終え次第、廃業する予定であることが7月2日に発表されています。
活動休止から約4ヶ月後の11月26日、国分は初めて公の場に姿を現し、会見を開きました。関係各所に謝罪しつつ、どの行動が問題だったのか日本テレビに「答え合わせをさせていただきたい」と涙ながらに訴えましたが、日本テレビは会見終了後、《二次加害の恐れがあり“答え合わせ”は難しい》との声明を発表し、直接の対話は難しい状況にあることを示唆しました。
『ザ!鉄腕!DASH!!』の歩みと後輩タレントの起用
国分が降板した『ザ!鉄腕!DASH!!』は、1995年にTOKIOの番組としてスタートしました。2000年に始まった「DASH村」プロジェクトが転機となり、現在の独自スタイルを確立。TOKIOメンバーの減少と高齢化に伴い、SixTONESの森本慎太郎(28)やなにわ男子の藤原丈一郎(29)といったSTARTO社の後輩タレントが起用されるようになり、城島と松岡はTOKIOの解散後も継続して番組に出演しています。
株式会社TOKIOのSTARTO社との契約終了が発表された11月30日、『鉄腕DASH』では「造船計画」と「25年目の米作り 完結編」が放送されました。「米作り 完結編」では、今年の収穫が無事に終わり、城島が森本ら後輩に「また来年も新たなチャレンジしていこう」と呼びかけ、農家の人々にも感謝を述べる場面で締めくくられました。
相次ぐトラブルと番組への影響
『鉄腕DASH』では、国分の降板から4ヶ月後の10月、若き戦力として活躍していた元Aぇ!groupの草間リチャード敬太さん(29)が公然わいせつの疑いで逮捕されるという不祥事が発生し、番組を事実上降板しました。草間さんは11月20日にはグループからも脱退しており、番組は相次ぐトラブルに見舞われています。
こうした大きなトラブルが続く中で、株式会社TOKIOとSTARTO社との契約終了が発表されたことは、視聴者やファンにとってさらなる懸念材料となっています。すでに株式会社TOKIOは廃業予定であるものの、城島さんや松岡さんがSTARTO社から離れることで、『鉄腕DASH』というSTARTO社タレントが多数出演する番組から遠ざかる可能性も考えられ、諸々の影響を心配する声が多く上がっています。特に松岡さんは、今回の発表よりも先にSTARTO社から“独立”するという話も報じられており、STARTO社とのかかわりを持たない「完全独立」をする可能性も指摘されているため、番組への影響を懸念する声は一層強まっています。
まとめ
株式会社TOKIOとSTARTO ENTERTAINMENTのエージェント契約終了は、TOKIO、特に『ザ!鉄腕!DASH!!』の未来に大きな不確実性をもたらしています。国分太一の活動休止、草間リチャード敬太のグループ脱退と番組降板、そして株式会社TOKIOの廃業予定という一連の出来事は、長年にわたり愛されてきた番組の継続性を揺るがす可能性があります。城島茂、松岡昌宏という中心メンバーの今後の動向が、番組の運命を左右する鍵となるでしょう。ファンは、愛する番組がこの困難な時期を乗り越え、未来へと続くことを切に願っています。





